2022/04/01 00:00

彫刻
❅上原工芸❅

~職人のこと~
◆上原 弘(琉雲)
​沖縄の工業高校を卒業後、珊瑚加工職人として働く。
その際彫刻の師でもある中村竹雲氏の作品と出会い、中村氏の工房のある神戸に渡り弟子入りする。
5年間の師事を受け沖縄に戻り元の職場に復帰~数年後上原工芸として独立。
主に手がけているのは仏像や七福神の立体。
仏像は大まかなデッサンをした後、頭の中でイメージしながら彫っていき、
顔の部分を仕上げる際はもっとも精神を集中させる時間と空間が必要になるそうです。
少しでも気が散るとイメージ通りに彫れないため
心が落ち着くまで作業を中断することもあり作品の仕上げには妥協を許さない職人です。



◆上原 智也(祥雲)
上原弘氏の息子。
高校卒業後、大阪の専門学校で造形物の知識を学び、卒業後はモニュメントなどの立体造形物を制作する仕事に携わる。
その後フィギュアの制作工房にて3年ほど原型師として活動した後、沖縄に戻り上原工芸に入る。
フィギュア制作の経験を活かした密な表現を得意とし、一風変わった彫り物をする。



~黒檀彫刻について~
上原工芸が主に製作するのは黒檀彫刻です。
黒檀は成長が遅く限られた地域でしか生育せず、
また乱伐が進むことにより希少な木材として扱われています。
成長が遅いことによりとても硬く重い為、彫刻として用いられることが滅多にありませんが、
硬さを活かす事で緻密で繊細な彫りや、重厚で大胆な彫りなど幅広い表現が可能な木材です。


全国の百貨店イベントでは黒檀・珊瑚の彫刻品を販売、
ゆきのこうげいでは鯨歯・鯨耳骨の彫刻品を販売しています。








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